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ー祈りと感謝ー

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*こちらのコラムは当スクール代表川口校長の著「秘密の場所で一考」より引用しています

ー沢山の情報があり、ざわざわとしている毎日。そんな時に…

少しだけ立ち止まり、空を見上げ、風を感じ、自分の感覚を刺激しているもの全てにオープンになってみます。

綺麗で、よい香りで、気持ちの良い肌触りで、素晴らしい音。本当に凄いものが、今、ここにあるのを、どうしても直ぐに忘れそうになってしまうのですー

ジェイク・スワンプさんという方がお亡くなりになられました。私は直接お会いした事はないのですが、彼の教えを、ジョン・ヤングさんを通して知る事ができました。彼はアメリカイロコイ、モホーク族の首長であり、その教えを熱心に広めました。

WILD AND NATIVE のワークショップでも、サンクス・ギビングというエクササイズが何度も登場します。その教えは彼が広めたものと言っても大袈裟ではないのではと思います。

生きるのに必要なものを直接自然から採り入れていた古来の生活では、自然に「地球」に対する感謝のようなものが、身体からあふれ出てきたのでしょう。

そんな気持ちを我々も感じる事が大切・・・というのが彼の理念であり、それを本にして出版したり、それをエクササイズとして紹介したりしました。

私も「秘密の場所」で、何度もその「サンクスギビングの祈り」を捧げています。やり方は簡単です。我々に生命を与えてくれているもの、一つ一つに気持ちを向け、それらが自分に何をしてくれているのかを具体的に感じ、そして心の底から丁寧に「ありがとう。」を伝えるのです。

父なる太陽

あなたは我々に光を与えてくれる

我々に栄養を与えてくれる

我々に暖を与えてくれる

朝の訪れを教えてくれる

あなたの存在がなければ生きていけない者たちの名前を挙げるならば

永遠という時間を要するでしょう

父なる太陽よ 母なる大地よ

心の底から感謝の気持ちをここに表します。

こんな言葉を、目を閉じ、顔に日の光を感じながら、心に想ったり、つぶやきます。そんな事を木々、水、石、大地、風・・・我々が感じられる全てのものに対して行うんです。

この祈りが上手くいくと、自分は何て素晴らしいものに囲まれて生きているのか、何て幸せなのか・・そんな感覚を味わう事が出来ます。そして、「感謝」こそ存在の仕方そのものなのかもしれないと、最近強く思うのです。

この「サンクス・ギビングの祈り」は、大袈裟ではなく、私の人生を変えました。この祈りを捧げた時の、あの感覚を知らずにいたら・・・そんな事はもはや想像できないくらいです。

私の人生を何百倍も豊かなものに変えてくれたジェイク・スワンプさん、月並みな言葉の表現になってしまいますが、心からのご冥福をお祈りし、そして旅立ちを祝福させて頂きたいと思います。

 


追記:

「生と死」表裏一体であることを強く感じた震災から今日で12年。

全ての命に祈りと感謝を捧げます。 

2023年3月11日

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