BLOG
5.32016
避難所における「感染症防止」に役立つかもしれない野草 その2 手が洗えない時は?
「○×という薬草は頭痛に効く」という覚え方よりも、もっと応用の効く覚え方をしよう!
さて今日は感染症防止に役立つかもしれない野草パート2です。
昨日の「オオバコ歯磨き」もそうですが、根本的な作用を覚えると、色々と自由に使えるようになります。
オオバコは歯磨きによい
オオバコは虫刺されによい
なんて書くと全く繋がりがないですが、
オオバコには
- 抗炎症作用
- 抗菌作用
- 収斂作用(細胞の引き締め作用)
がある。
と覚えておくと、
収斂作用が虫刺されの毒を吸い出す&歯茎の膿を搾り出す
抗炎症作用が虫刺され、歯茎の炎症を抑えてくれる
抗菌作用が、それ以上の虫刺され、歯茎の感染を防いでくれる
なんて繋がりが出てきます。
するとオオバコが傷口や、内服時に膀胱炎にもよいというのも頷けます。
そんなわけで今日はこんな野草の作用を覚えましょう。
正に万能薬!ヨモギで手を洗おう
【見分け方】
- 葉に切り込みが入っている
- 葉の裏側が白い毛で覆われている
- 葉を指で擦って香りを嗅ぐと「ヨモギ餅」の香りがする
「抗菌、殺菌作用」では、オオバコよりも断然有名です。
収斂作用も高く、引き締まった細胞は、細菌等をブロックすると言われています。
そんなわけで、水で手を洗う代わりに、ヨモギの葉を数枚手に取り、手全体にこすり付けるようにします。
一説には、水で手を洗うよりも、遥かに殺菌効果が高いとも言われています。
お手洗いの後等にとりいれてみては如何でしょう?
それから私の思いつきですが、収斂作用があって、抗菌、殺菌作用があるのなら、歯磨きにも有効なのではないでしょうか?
昨日のオオバコと同じように、歯と歯茎に擦り付けるようにすれば?
ちょっと明日早速やってみます。
実はヨモギ以外でも・・・!
ヒノキでも三つ葉でも、ニンニクでも。
植物や野菜の「香り」は、精油成分の表れです。
性質はそれぞれ違いますが、精油成分には、ほぼ必ずといっていいほど「殺菌、抗菌作用」があるようです。
ですので「香り」を感じたら、とりあえず歯磨きだったり、手洗いに試してみる価値があるかもしれません。
こうやって薬草に触れていくと、凄く楽しいですよ。
身近な薬草&大地のヒーリングを学んでみよう!アースハーバリスト養成講座の情報はこちら
※当サイト内のコンテンツは、全て学習目的です。ビデオレッスン、テキストレッスン中の、薬草が「効く」という類の表現は、あくまでも個人の感想であり、治療法として勧めるものではありません。体調を崩された際などは、お医者さん等の専門家にご相談下さい。
記事を書いた人
1971年、世界で定められている地球の日(4月22日)に生まれる。獨協大学外国語学部英語学科卒。幼少の頃より自然に親しみながら子供時代をすごす。
1996年以降、カナダやアメリカを何度も訪れ、アウトドア技術やネイティブアメリカンの大地に生きる術を学んだ際、彼等の自然に対する考え方、野草に対するアプローチ方法、自然と一体化するというヒーリング方法に感銘を受け、その道を追求する。
2001年より WILD AND NATIVE を主催、2013年、一般社団法人危機管理リーダー教育協会を設立。15年以上に渡り、「自分でも学びながら」をモットーに、大地の教え、ヒーリング、身近な薬草に関するワークショップを開催。その教えを、延べ10000人以上と共有している。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。