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薬草を収穫するのにベストな時間とは? ネイティブアメリカンに伝わる野草を摘むベストなタイミング

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旬の野菜、旬の野草

野菜にも「旬」があるように、野草にも、種類によって活き活きとする時期が異なります。

それを薬草として使うのであれば、花、葉、根など、どの部位を使いたいのかでも収穫時期が変わってきます。

そしてもっと細かく言うと、その野草を摘むべき時が、昨日なのか今日なのか、更には何時ごろがよいのか、それらも大いに「効き目」に響いてくるのだそう。

あまり気にしすぎては、薬草の収穫も楽しくなくなってしまいますが、これから皆さんにご紹介する、収穫に関する「大地の教え」を頭の片隅に入れておきましょう。

何かのお役に立てれば嬉しいです。

 

野草がその「時」を教えてくれる

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彼等の伝統においては、それぞれの野草が、その収穫すべき「時」を告げてくれるのだそうです。

先ずはこれが理想なのだと思います。

きっと彼等のように、自然の中でじっくりと時間を過ごしていると、植物たちとも一体感が出て、そんな感覚がやってくるのでしょう。

我々現代人には中々難しいかもしれませんが、それでもその「感覚」は大切に持っておきましょう。

「何か『今』のような気がする。」

と思ったら、理屈にとらわれずに、その感覚に従ってあげるのが一番ではないかと思います。

 

前日が晴天で今日もまた晴れ

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ハーブティーやインフュージョンなどの、「水」をベースにした使い方をする際には、そんなに考慮しなくてもよいのかもしれませんが、野草は、夜露や雨が乾ききった状態が良いのだそうです。

ハーブオイルや軟膏を作る際には、「湿気」がカビを生じさせる原因になります。

また、野草を「乾燥」させて使う際も、太陽や風などが自然に乾かしてくれたものを摘むのがよいでしょう。

それを考慮すると、前日が晴天の、晴れの日がベストなのでしょう。

前々日に雨が降っていると余計にいい感じがするのは私の勝手な感覚です。

 

蜂などの「虫」たちが訪れる前

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独り占めという意味ではなく、狩猟生活の中では、やはり「一番乗り」というのが重要視されているようです。

そういった意味も含めてなのでしょうが、特に花などを収穫する場合、蜂君たちが唾をつけた野草は、その日は彼等のものであるとみなされるのだそうです。

蜂君たちも命がけですから、もしかしたら襲ってくるかもしれないですしね。

蜂君たちが活動している時に収穫をするのであれば、彼等の邪魔をしないよう心掛けましょう。

彼等の気配を意識すると、もうひとつ良い事がもたらされます。

「ブーン」という音に耳を澄ませ、彼等の気配を感じ取ろうとながら収穫すると、気持ちも静かになり、植物たちとも一体化出来るような気持ちになっていくんですよ。

 

野草がしっかりと目覚めた後、そして休み始める前

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野草は朝がくると、我々と同じように「目覚める」のだそう。

そして、その後ある程度の時間が経つと「休息」に入るのだそうです。

太陽の光りを浴び続けると、特に夏などは、萎え始めます。

その「萎え始める」前がベストなのだそうです。

一番エネルギッシュな時間なのでしょうかね?

以上を考慮すると結局・・・?

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一番最初に述べたように、「その時を感じる」のがベストですが、始めは、

前日が晴天の晴れの日、午前中の11時前後

を目安に野草を収穫してみましょう。

そうする事で、大まかではありますが、これまでに述べた全ての事がカバーされます。

こんな風にアプローチをかけると、野草もしっかりと生きていて、意志を持っているように感じられます。

そう感じると、薬草がより一層効いてくる感じがするし、薬草と遊ぶのが一層楽しくなりますね。

 

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記事を書いた人

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Nanute Natural Healing Academy 代表 川口 拓

1971年、世界で定められている地球の日(4月22日)に生まれる。獨協大学外国語学部英語学科卒。幼少の頃より自然に親しみながら子供時代をすごす。

1996年以降、カナダやアメリカを何度も訪れ、アウトドア技術やネイティブアメリカンの大地に生きる術を学んだ際、彼等の自然に対する考え方、野草に対するアプローチ方法、自然と一体化するというヒーリング方法に感銘を受け、その道を追求する。

2001年より WILD AND NATIVE を主催、2013年、一般社団法人危機管理リーダー教育協会を設立。15年以上に渡り、「自分でも学びながら」をモットーに、大地の教え、ヒーリング、身近な薬草に関するワークショップを開催。その教えを、延べ10000人以上と共有している。

 

 

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